太郎は新幹線に乗って東京に行くことになりました。太郎は小学生なので、このことがうれしくて、誰かに自慢したくて仕方がありません。
Taro: 「僕はあした新幹線で東京に行くんだ。」 I’m going to Tokyo by the Shinkansen tomorrow.
この例文の場合、話し手が内容を強調するために「のだ」を使ったと考えることができます。「強調」は再肯定のもっとも単純な使い方です。しかし、再肯定の機能は「強調」だけではありません。
Hiroshi: 「そうだ、ここに財布を置いたんだ。」 Oh! I put my wallet here.
ひろしは財布をどこかに置き忘れて困っていましたが、とうとう見つけることができました。この例文の場合、「ここに財布を置いた」という事実を話し手が思い出したことを示すために「のだ」が使われています。
Taro: 「そうだ。まり子に頼めばいいんだ。」 Yes. What I should do is to ask Mariko (to do it).
エアコンがこわれて困っていた太郎は、まり子が電気製品の修理が得意であることを思い出してこう言いました。この例文では、話し手が何かを思いついたことを表すために「のだ」が使われています。
Makoto: 「太郎、ひろしとけんかしたんだね。」 Taro, you quarreled with Hiroshi, didn’t you?
Makoto: 「おや、きのうの夜、雨が降ったんだな。」 Oh! It rained last night (ruminating).
これらの例では、話し手が何かを推察していることを表すために「のだ」が使われています。言いかたによっては、話し手の驚きを表すこともできます。
このように「のだ」で終わる表現は、叙述内容の強調だけでなく、叙述内容が話し手の心(理性や感情、記憶、判断など)と何らかの関係があることを示す場合にも用いられるのです。
English Version
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